うさぎは誤飲・うっ滞・不正咬合・斜頸・ソアホック・不慮の事故による骨折など、動物病院に行かなくてはいけない機会がたくさんあります。我々飼い主は、うさぎをきちんと見てくれる動物病院を、探しておかなければいけません。
しかし診療科目にうさぎがあっても、必ずしもうさぎに詳しい病院だというわけではありません。うさぎが健康なときに、頼れる病院を探しておきましょう。
ぼくは!びょういんいきたくない!こわいもん!おに!あくま!
うさぎの動物病院の探し方|うさぎに詳しい病院の見極め方
わたしがうさ飼いになった20年前に比べて、うさぎを診てくれる動物病院は確実に増えています。
喜ばしいことですが、残念ながらうさぎに詳しくない動物病院も多々あります。
まずはGoogleレビューやSNSで情報収集
まずは「動物病院 うさぎ 地名」Google検索して、行けそうなところにある病院をチェックしましょう。
レビューがあれば見て、病院がサイトをやっている場合はじっくりと内容を見てください。
友人がうさ飼いさん、SNSで同じ地域でうさぎを飼っている人とつながっている場合は、どの病院がおすすめか聞いてみるのも良いでしょう。
動物病院検索サイトもあります。
うさぎの健康診断や避妊・去勢手術はしてくれるか?
うさぎを診てくれる病院のあたりをつけたら、次は健康診断をしてくれるかどうかサイトで調べるか、直接問い合わせるかしましょう。
健康診断とは、「生後半年以上のうさぎに年に1度行う、レントゲンや血液検査などの総合的な検査」のことです。
うさぎの避妊・去勢手術に関しては他の記事で書きますが、考えていなくてもできるのかできないのかは確認しましょう。
金額や内容を確認すると、その獣医さんのうさぎに対する姿勢や知識を知ることができるためです。
どちらも行っていない病院は、避けた方が良いでしょう。
健康なときに連れて行く
良さそうだと思う病院を見つけたら、うさぎが健康なときに連れて行きましょう。
うさぎは赤ちゃんのときはストレスに特に弱い子が多いため、できれば生後3か月経ってからが望ましいです。
(体調が悪いときは関係なく連れて行ってあげましょう!)
用事は、爪切りや軽い健康チェックでOKです。
そのときに、先生のうさぎの扱い方や、どこをチェックしてくれるかで、頼れる先生かどうか判断できます。
- うさぎが暴れたら手際よく看護師さんに指示して保定できる先生か?(ここは看護師さんの腕前も大いに関係しますね…)
- 飼い主が何も言わなくても、口元と顎と歯をチェックしてくれるか?
- 目やおなかの張り具合、皮膚の状態まで手早く診てくれるか?
上記のことは、すてきなかかりつけの先生を見つけた飼い主さんなら「当たり前でしょう!」と思うようなことですが、してくれない獣医さんもいるのです。
「飼い主が何も言わなくても」というのは、例えば飼い主さんに不正咬合の知識がないと「うちの子の歯の調子はどうでしょう?」と聞くことができませんよね?
言われないと診てくれない先生だと、不正咬合に気付いたときには手遅れになってしまうのです。
体験談になりますが…三代目たれ助でそうなりました。
たれ助がごはんを食べない、と当時行っていた病院に連れて行ったら「たんぽぽとかつんできて乾燥させてあげたら食べるよ」と言われ、謎の粉ごはんを出されました。(今思えばハービーケアか?)
翌日、よだれが大量に出てどうしようもない状態になったので、他の病院を探して連れて行ったら「不正咬合です。歯が舌を傷つけていてかなり悪化して膿んでます」と…。
結局、悪化しすぎていて、介護しながら新しい病院の先生のところに何度も駆け込みましたが、10日後にたれ助はお月に帰ってしまいました。
わたしに知識がなかったのが悪いのです。
飼い主に知識がなかったから、不正咬合に気づかず、行っていたところが不正咬合を診てくれない獣医さんだということに気が付きませんでした。
わたしがちゃんと勉強して、「うちの子の歯は健康ですか」と聞いてもっと前に診てもらっていたら…。
悔やんでも悔やみきれないし、たれ助に謝っても…もう戻ってきません。
痛くてつらい思いを、させてしまいました。
不正咬合については、別記事で詳しく書きます。
話がめちゃくちゃそれましたが、飼い主さんが不正咬合について知っていても、意外と油断しがちです。
ふらっと爪切りに連れて行っても、ちゃちゃっと当たり前のように歯を診てくれる獣医さんが、理想です。
うさぎをしっかり診てくれる病院が見つからないときは
ネットで検索しても「うさぎをしっかり診てくれるんだろうか?」と不安になることもあるでしょう。
そんなときはある動物の診療を得意としている動物病院を探すのも一案です。
ある動物とは…?
わたしの大おすすめのうさぎの飼い方本である、こちらの第4章2に書いてあります。208ページ目。
ぜひお読みください!Kindle Unlimited対象です。
チンチラ
うさぎの病院代は?料金はいくらかかるの?
まずは電話して、初診料と爪切り代を聞いてみるのが良いでしょう。
わたしの現在のかかりつけ医だと爪切りと軽い健康チェックをしてもらって1300円いかないくらいです。
避妊・去勢手術の金額を聞くのも、獣医さんを知る手掛かりになります。
うさぎの避妊・去勢手術は犬ちゃん猫ちゃんに比べて高額になっていることが多いです。
うさぎは犬ちゃん猫ちゃんのように「今日は麻酔するから絶食ね~」ということができません。
うさぎにとって空腹は命にかかわるからです。
そのため、うさぎの麻酔には技術がいることが、高額の理由です。
健康診断も、避妊・去勢手術も、病院によって金額がピンキリです。
検査内容が先生の考えにより異なることが理由です。
手術の場合は、手術だけ行ってくれる先生、手術前には血液検査を必須としている先生、メスは開腹手術なので入院が必須と考える先生、日帰りでも大丈夫と考える先生…いろいろです。
金額の内容を「どうして?」と聞いてきちんと教えてもらっているうちに、その先生が信用できるかできないか、飼い主さんの考えに合うかどうかがわかるでしょう。
うさぎ病院の選び方|かかりつけ医の重要性
「びょういんにいく はなししてる…?しんじられない…」という顔のおはぎさん。
うさぎが健康であることに越したことはありませんが、やはりいつ体調を崩すかわかりません。
うさぎは飼い主が見てわかるほど体調を崩してしまうと、おどろくほどあっけなく死んでしまう動物です。
ちょっとした体調の変化でもすぐに相談できるかかりつけ医を探しておくことは、非常に重要です。
爪切りや健康チェックで定期的に先生に会いに行こう
うさぎにとって病院は、非常にストレスです。
診察中に気の毒なほどぷるぷる震えてしまう子(三代目たれ助)、逃げたくてめちゃくちゃ暴れる子(四代目豆太郎)、ビビりすぎてピクリとも動かなくなってしまう子(おはぎ)、うさぎによって反応は様々ですが、ものすごいストレスを感じる子がほとんどです。
うさぎが病院に行くのがどれだけストレスでも嫌いでも、慣れてもらう必要があります。
先生に「あなたのおうちのうさちゃんはこういう子」と認識してもらうことも大切です。
いやだー!せんせこわいー!
いたいことするー!
飼い主さんもうさぎも「病院に行って診察してもらう」ことに慣れておかなければいけません!
うちのおはぎは病院が大嫌いですが…うさちゃんたち、がんばろうね!
頼れるかかりつけ医を見つけておこう
病院の探し方と、うさぎに詳しい獣医さんの見極め方のまとめです。
- インターネットで検索して参考程度に口コミを見る
- うさぎの健康診断はあるか
- うさぎの避妊・去勢手術はしてくれるのか
- うさぎの保定に慣れているか(先生もしくは看護師さん)
- 爪切りなどのときに歯、目、おなかの感触で健康チェックしてくれるか
- 納得できる料金か
- 先生の説明は的確か
あなたとうさぎちゃんが安心して頼れる、良いかかりつけの先生に巡り合えますように!
びょういんいきたくない!
よんでくれてありがとう!
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