由緒正しきお寺!桃巌寺
珍スポットマニアに人気の桃巌寺に「名古屋大仏」を見に行ってきました。
「桃巌寺」の読み方は「とうがんじ」です。
わたしは最初「とうごんじ??」と読みましたすいません。
歴史や由来などはお寺にある看板や他サイト様にありますので省略しますが、B級スポットで有名とはいえれっきとしたお寺です。
荘厳な雰囲気と静かな時の流れはとても落ち着くことができます。
間違っても「っひょーーー!すごい色の大仏~!」や「あら!イヤラシ系の展示が!?」などと騒いではいけません。
異国情緒あふれすぎて一瞬国を見失う
桃巌寺の脇にある駐車場に車を停め、門を入って緑豊かなコンクリ道の先に門が見えます。
ん…狛犬??????お寺に狛犬っていたっけ???
いや、門のたたずまいがなんだか…これは…日本的なお寺ではないような???
しかし脇にお墓があるので、お寺ですね…?
全体の雰囲気がこんな感じで、知見の少ないわたしは「唐風」テイストに感じました。
正しくは「インド風」のようです。
ちょっと座って休憩できるベンチなどがあり、心静かにゆっくりとした時間を過ごすのに良さそうです。
対面!名古屋大仏
訪れた日は天気が良く、青い空と葉の緑と赤、そして…。
大仏さんの緑色!
新緑に負けないくらいの鮮やかな緑ではありませんか?言いすぎですね。
近づいてみます。
色味がすごくて足元に色々いらっしゃる
白毫と瞳とお口の金箔!輝いてるゥ!!
色がどぎつい!
そして足元には、ぞうさんと…シカさん?とお坊さんがたくさんいらっしゃいます。
お線香をあげてきました
お線香(有料)があったので、あげて拝みました。
わたし、こういったことに慣れていないのでお線香の束に火をつけるのに大変時間がかかり、燻された状態になってしまい、全身煙くさくなってしまいました。
自分で自分を燻すことなく、もっと慣れてスマートに参拝できるようになりたいです。
もう一つわたしのダメだったところは「大仏さん、浜ちゃんに似ている…」という思いを消し去ることができなかったことです。
おもしろスポットではなく由緒正しいお寺なので、きちんとした気持ちで向き合わなければいけないとは思っていたんですが…。
浜ちゃん…似ていらっしゃると思いませんか?名古屋大仏さん。
日本一の大きさと言われるつるつる木魚
桃巌寺といえば、大きな木魚でも有名です。
直径1メートルもあるそうで、樹齢100年のクスノキの大木から作られたものだとか。
しっかり見て触ってきました!
罪障が消滅するらしい
靴を脱いで、お邪魔しますと本堂に上がらせていただきました。
やはりわたしが思う日本の「お寺」という感じは薄く、天井に描かれている絵など唐風要素が多いです。(正しくはインド風・2回目)
張り紙で木魚の解説があり、なんと…「片手をふれるだけでも過去の罪障が消滅します」ですと!
つるつる巨大木魚
ありがたや…ありがたや…ぺたぺたと触らせていただきました。
これでわたしの罪は全て消滅した…ッ!
たくさんの人に触れられて、大きな木魚はつるんつるんです。
そんなにも多くの人の罪障を消し去ってくれたのかと思うと、頼れる丸みに見えてきませんか。
本殿奥の大人ゾーンを拝観しよう!
さらに…桃巌寺といえば、ねむり弁天様と秘宝があります。
本殿の奥にあり、拝観料1000円が必要です。
せっかくなので行ってみましょう!
ブザーを鳴らして住職に来てもらいお金を払うと、パンフレットと開運守がいただけます。
「あけてごらん!」と和尚さんがおっしゃったので、そっと包み紙を開くと…。
黄金に輝くアレが入っていました、想定内!
拝観料の向こう側
撮影禁止のため画像はありませんが、たとえOKだったとしてもレディーとして撮影を躊躇して(いるフリすらせずパシャパシャ撮って)いたかもしれません。
大きさ、素材、色などさまざまなアレをガラスケース越しに眺めることができます。
弁天様も少し距離があるところから見ただけですが、柔らかな体の曲線と白い肌が美しかったです。
正直、「ヤラシイものがたくさん置いてあるらしいやーん」という好奇心で拝観したのですが、見ているうちに「性をヤラシイものと認識する自分の心こそがヤラシイのだ」という考えになりました。
日本人の「ヤラシイものを必要以上にヤラシイ扱いする」ところ、良くないですよね。
そういうことがないと、生物滅びますから…。
というようなことを真面目に考えたり、拝観前の「イェーイ」という小学生のような好奇心はどこかへ行って、神妙な気持ちになり色々考えることができました。
拝観料を払う価値はあると思います。
桃巌寺に行こう!
最初は「でっかい名古屋大仏とえっちぃものがおいてある桃巌寺に行こーう!」くらいの気持ちでした。
しかし行ってみると、豊かな緑、静かな空間で落ち着いたひと時を過ごすことができました。
当然ですがお墓があり、普段は無縁な厳粛な気持ちになり、B級スポットを見物してきたというよりもお寺にパワーをいただきに行ったという気持ちです。
名古屋市文化財の「四方竹の群生」もあり、見どころが多い桃巌寺。
ちょっとした好奇心をきっかけに、癒しとパワー充填、自分と向き合う時間を過ごしに行ってみてはいかがでしょうか?
名古屋大仏【桃巌寺】アクセス・料金・時間
アクセス 地下鉄東山線・名城線「本山」駅より徒歩3分 駐車場20台有(無料)
料金 無料(ねむり弁天、宝殿は1000円の拝観料が必要)
時間 夏季9:00~18:00、冬季9:00~17:00
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